今、日本の外食産業は瀕死の状態だと思います。大手のチェーン店でさえ、閉店に追い込まれています。「とにかく安く」。100年に一度といわれる大不況では、外食費は真っ先に削られるものです。
私は実家がとんこつラーメン屋でしたから学校卒業後に迷わず飲食店で働き始めました。もちろんラーメン店で修業を……と言いたいところですが、当時流行りだった洋食屋さんで働いていました。その後、実家のとんこつラーメン屋を継ぎました。ずっと順風満帆だったわけではないですが、ランチタイムには行列も出来て昔からの従業員もいて、そこそこ満足していました。
それがこの大不況でとんでもないことになりました。客足が落ちたどころの騒ぎではありませんでした。日に日に空席が目立つようになったランチタイムに危機感をつのらせ、クーポン券を渡したり、白飯を無料にしたり考えうる限り頑張りました。
しかしまったく効果はありませんでした。――このままジリ貧で閉店か。
毎朝目が覚めるのが恐怖でした。そんな時、宣伝不足では? と言われてホームページをつくろうといろいろ調べている中で、全世界が大不況ではないことを知ったのです。米国に端を発したこの不況の影響を受けていない国もあったのです。
正直、最初に読んだ時には自分が海外に店を出そうとは夢にも思ってもいませんでした。語学のできない私は海外なんて考えたこともなかったからです。けれど今では複数の店のオーナーです。
もちろん自分一人で開店させた訳ではありません。海外に店を出すためのサポートをしてくれる会社と二人三脚で始めたのです。大不況は底打ちになったと言われていますが、庶民には実感がないというが本当のところだと思います。まだまだ外食に金を使ってくれる世の中じゃあないと思います。
そこで自分と同じように、今の“日本で”苦境にあえいでいる方の何かの参考になればと、せっかくパソコンも覚えたので、こうしてホームページをつくってみることにしたのです。